新・テレビの中からこんにちは。Ⅱ

カメラや街歩き、保存車を中心に色々と展開している、同人サークル『ジャンク難あり500円の会』主筆のブログです。

八戸居候記録 Part1 八戸の酒蔵へ行く

「一週間くらい八戸に遊びに来い。」

パワハラで鬱になった末に会社を辞めて一ヶ月、家で塞ぎ込んでいる日々がこうも続くと精神的に持たない。このままでは鬱がまたぶり返してしまってこの世から高飛びしかねないのである。

そんな時、ふと正月に帰省した八戸で「塞ぎ込んでいるのならば、一週間くらい八戸に来いよ」と親類から言われたなぁ、という事で、気休めに親類のいる八戸で一週間くらい居候する事にした。

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(Camera:Panasonic DMC-G7 Lens:Olympus Zuiko Digital 14-54mm F2.8-3.5Ⅱ)

東京から新幹線に揺られて3時間半で八戸へと到着したが、何もすることがないのでこの日の行動はなし。

八戸に到着した翌日、何もしないのもと思い居候先近くの停留所から八戸市営バスに乗って中心街のバス停まで行った後に、はっちのインフォメーションで「親類がいるからと八戸に来たはいいが何せノープランなので、オススメのスポットはあるか(種差海岸や蕪島には何度も行っているのでそれはなしの方向で)」と聞いてみたところ、パンフレットと共に「バスパックで行く旅」と言うものを提案された。

バスパックの中には「十和田現代美術館プラン」や「市立博物館プラン」などの様々なプランがあったが、そのプランの中でも小中野地区にある八戸酒造の酒蔵見学、しかも試飲つきという物に惹かれたので早速はっちのインフォメーションで酒蔵見学行きのバスパックのチケットを800円で購入することにした。

…とは言え、空きっ腹に酒は酔いが回りそうなので、はっちの近くにあるみろく横丁で八戸ラーメンを啜った後、鮫方面行きの八戸市営バスに乗って小中野まで行く。

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(Camera:Panasonic DMC-G7 Lens:Olympus Zuiko Digital 14-54mm F2.8-3.5Ⅱ)

小中野のバス停から5分ほど歩いて橋を渡ると「男山」の商標を掲げた酒蔵がある。

そこが本日の目的地、日本酒の陸奥男山と陸奥八仙の製造元、八戸酒造の酒蔵である。

八戸酒造株式会社 | 陸奥男山・陸奥八仙醸造元

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(Camera:Panasonic DMC-G7 Lens:Olympus Zuiko Digital 14-54mm F2.8-3.5Ⅱ)

大正時代に建てられ、重要文化財指定も受けた八戸酒造の事務所。

ここの窓口にバスパックのチケットを渡すと、いよいよ酒蔵見学のスタートである。

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(Camera:Panasonic DMC-G7 Lens:Olympus Zuiko Digital 14-54mm F2.8-3.5Ⅱ)

説明係から「全国に「男山」という日本酒銘柄が多く存在している中、「男山」の商標登録第一号が八戸酒造」という説明から始まり、「陸奥八仙と陸奥男山の(人気の)割合は8割2割で、今の主流は陸奥八仙です」という説明を受けた後、酒米山田錦と別の酒米とを掛け合わせた品種であること、昔は南部杜氏が仕込んでいたが今は自社杜氏が仕込んでいる、という事について説明された。こういう酒蔵見学は日本酒の知識があればより楽しめる事請け合いであるが、いかんせん俺には日本酒の知識などないので一層勉強したいところである。

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(Camera:Panasonic DMC-G7 Lens:Olympus Zuiko Digital 14-54mm F2.8-3.5Ⅱ) 

工場見学を終えると、いよいよお待ちかねの試飲である。

冷蔵庫から取り出された数種類の陸奥八仙と陸奥八仙の仕込み水が机の上に置かれ、それぞれ飲んで行くがどれも非常に飲みやすい感じだったので、辛口の陸奥男山も飲んでみたのであるが、酒蔵見学の時に聞いた「陸奥八仙と陸奥男山の割合は8割2割」という理由もよくわかるような気がした。

陸奥男山を飲んだ後、少し酔いが回って来たので「いい加減にここで打ち止めにしよう」という事で仕込み水を何杯か飲んで酔い覚まししながら説明係と軽い世間話をしたところでバスの時間も迫っていたので帰る事に。

さて、次はメンタルが以前並みに良くなってからまたここの酒蔵を見学しに行こう、今度は試飲のみじゃなくて陸奥八仙の一本でも買って自宅に帰りたいところである。

おまけ

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(Camera:Panasonic DMC-G7 Lens:Olympus Zuiko Digital 14-54mm F2.8-3.5Ⅱ)

南部バスのいすゞLVキュービック(八戸22 か624号車)。

路線バスにはあまり詳しくないので調べてみたら、どうやら1985年に製造された元京急バス所属の車両だそうであるが…そう考えると南部バス、物持ちがいいなぁ。