【保存車めぐり】大塚台公園 C58 407号機【その5】
今回はJR大塚駅からほど近い大塚台公園に保存されているC58 407号機を。
(Camera:SONY α7Ⅱ Lens:Tokina AT-X270AF)
物々しい位の金網に囲まれて、保存というよりも放置に近い状態となっているC58 407号機。
北海道型切り詰め型デフを装備の上、前照灯がシールドビーム2灯化されている。
説明看板によれば、同機は昭和21年12月に汽車会社大阪工場で製造されると同時に五稜郭機関区に配置されて活躍した後に、昭和48年に函館機関区に転属して入換用として運用されて同年中に廃車となったカマ…だそうだが、この説明看板が実は間違いだらけだそうで、実際にはかなり異なるとの事である。
(Camera:SONY α7Ⅱ Lens:Tokina AT-X270AF)
C58 407号機のキャブ周りを見る。
キャブ周りは非常に荒廃しており、窓枠どころか目立った機器類は全て盗難されたのではないかという感じであり、熱心なOBやマニアがいない中での屋外保存の難しさというものを感じてしまう。
(Camera:SONY α7Ⅱ Lens:Tokina AT-X270AF)
C58最終型に見られる、特徴的な船底型テンダー。
少なくとも、同じ豊島区に保存されている都電6162号車が綺麗に再整備されたので、10年以上は再整備されていないであろうこのC58 407号機も動きそうな位に再整備される日は来るのだろうか…。
アクセス
JR大塚駅から徒歩5分ほどで到着。
都電荒川線で行く場合は、隣接する向原停留場の方が近い。
(Camera:SONY α7Ⅱ Lens:Tokina AT-X270AF)
大塚台公園の近くで撮影した、『都電落語会』ラッピングの都電8908号車。
都電8900形には未だに乗ったことがないので、近いうちに乗りに行きたいところである。