新・テレビの中からこんにちは。Ⅱ

カメラや街歩き、保存車を中心に色々と展開している、同人サークル『ジャンク難あり500円の会』主筆のブログです。

【保存車めぐり】SLキューロク館の保存車 Part2 【その9】

今回も真岡鐵道真岡駅に隣接するSLキューロク館に保存されている保存車を。

 前回記事

junk500lab.hatenablog.com

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(Camera:SONY α7Ⅱ Lens:Minolta AF28-135mm F4-4.5)

DE10 1014号機とキハ20 247。

沖田祐作著「機関車表(RM301号版)」によれば、同機は1970年に日本車輌で製造され、1987年にアイランドエクスプレス四国塗装となって1993年まで運用された後で、1994年から大阪フレートサービスで運用されていた機体。真岡鐵道で運用中のDE10 1535号機の部品取り機兼SLキューロク館の展示車となっているが、屋外で放置されているからかかなり色褪せしている。

キハ20 247は1988年まで運用された後は真岡駅の倉庫となり、一時期はSLキューロク館の保存車として展示されていた時期があったそうだが、2018年現在は再び真岡駅の倉庫として利用されている。

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(Camera:SONY α7Ⅱ Lens:Minolta AF28-135mm F4-4.5)

真岡駅のホームから見た、キハ20 247。

シールドビームの形状が一般的なキハ20とは異なり、電車で用いられているタイプのシールドビームが用いられているのが特徴的であるが、製造銘板が白く塗られているのは何故か。

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 (Camera:SONY α7Ⅱ Lens:Minolta AF28-135mm F4-4.5)

全国各地から集められた貨車。

前から緩急車のワフ16、蒲原鉄道のワ12、一畑電車のト60、ヨ8016という順番であり、特にワフ16は「日本でも古い緩急車の1両」として展示されている。

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 (Camera:SONY α7Ⅱ Lens:Minolta AF28-135mm F4-4.5)

現在でも一部の車両が甲種輸送の時には運用されるヨ8000の保存車、ヨ8016。

こうしてまじまじとヨ8000を見てると模型が欲しくなってきた。

その他にも真岡駅構内にはDE10やキハ20などの保存車は存在するのだが、時間の関係で見ることができなかったので、次回訪れた際にはそちらも見てみたいところである。

 おまけ:DE10 1535号機のディテールを見る 

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(Camera:SONY α7Ⅱ Lens:Minolta AF28-135mm F4-4.5)

せっかく真岡方面まで来たので、真岡鐡道の始発駅である下館駅SLもおかの回送用として運用されているDE10 1535号機のディテールを見てみることにした。

沖田祐作著「機関車表(RM301号版)」によれば、同機は1971年に川崎重工業兵庫工場で製造され、青森機関区(JR化後は青森運転所)や南秋田運輸区を経て、宇都宮運転所で廃車となった後に真岡鐡道にやって来た元A寒地仕様の機体。

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 (Camera:SONY α7Ⅱ Lens:Minolta AF28-135mm F4-4.5)

DE10 1535号機のキャブ周りを見てみる。

キャブ部分のタブレットキャッチャーや保護板が撤去されているが、おそらく宇都宮運転所時代に撤去されたものだろうか。当然ながら真岡鐵道では不要なJRの無線アンテナは撤去されている。

また、区名札入れには真岡鐵道所属を表す「真岡」の札が刺さっている。

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(Camera:SONY α7Ⅱ Lens:minolta AF28-135mm F4-4.5)

DE10 1535号機の2エンド側を見る。

真岡駅に展示してあるDE10 1014号機と比べると、スカート周りなどがだいぶ違うことに気づく。 

また、全般検査の表記が「H26-7 真岡鐵道」とJRに整備を委託せずに自社で行なっているようだ。

 

KATO Nゲージ DE10 耐寒形 7011-1 鉄道模型 ディーゼル機関車

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