【保存車めぐり】さくら交通公園 D51 70号機【その6】
今回はTXつくば駅からほど近い場所にある、さくら交通公園に保存されているD51 70号機を。
(Camera:DMC-G7 Lens:Olympus Zuiko Digital 14-54mm F2.8-3.5Ⅱ)
切り詰め型デフに回転式火の粉止めを装備した北海道型のD51初期型であるD51 70号機。
説明看板によればD51 70号機は1937年12月に日立製作所で製造され、当初は岡山機関区で活躍していたが、1950年に五稜郭機関区に転属し、小樽築港、追分といった機関区を転々とし1975年12月に廃車となった後に、つくば市のさくら交通公園に保存されているが、整備すれば汽笛も鳴るのではないかという位に良好な状態である。
D51 70号機が小樽築港機関区で現役だった頃の写真を見ると、前照灯の他にも副灯が取り付けられていたようであるが、保存にあたっては何故か取り外されている。
(Camera:DMC-G7 Lens:Olympus Zuiko Digital 14-54mm F2.8-3.5Ⅱ)
D51 70号機のキャブ周りを見る。
よく見ると後部従輪がD51では標準のスポーク型の従輪ではなく、D52やC58戦後型などと同じようなプレート型の従輪に換装されていたのであるが、検索してもどこにも従輪をD52などの機体と換装された記録はないので、詳しい人がいたら是非ともご教授いただきたい。
アクセス
TXつくば駅から徒歩15分程度で到着。
(Camera:DMC-G7 Lens:Olympus Zuiko Digital 14-54mm F2.8-3.5Ⅱ)
さくら交通公園には、D51 70号機の他にも日野製の 国鉄ハイウェイバス(1969年製:747-9901号車)も保存されているのだが、何故、常磐道も、つくば発東京行きの高速バスもない時代に国鉄ハイウェイバスが当時の桜村(今のつくば市)に保存されたのだろうか…少しだけよく分からなくなる。